こんにちは。
セルトです。
関東では連日猛暑日が続き、
例年に比べあまり梅雨らしくない気候のまま先日梅雨明けとなりました。
これから夏本番という時期に水不足が少々心配されています。
ムダなお水の使用は控えたいですね。
今回のキーワードはズバリ「ダム」です。
我々の生活を大きく支えているダムですが、
最近では鑑賞目的で人気スポットとなっているのをご存知でしょうか?
もともとは10年ほど前から工場やジャンクション、
団地などの大型構造物をエンターテイメントとして捉える
マニアックな趣向が盛り上がってきたモノの一つに「ダム」があります。
最近ではダムをこよなく愛するダム愛好家、ダムマニアが増えてきているんです。
その人気の発端の一つを担うのがダムカードです。
ダムカードとは国土交通省及び独立行政法人水資源機構が管理するダムなどで配布されているカードのことで、
トレーディングカードのようにダムの写真、所在地、スペックなどが記載されるものです。
ダムを巡った記念として管理所で無料でもらえるものとなっています。
ダムカードを集めることで日本の治水・利水技術を学べることができるのです。
カード集めがツーリングや観光の目的地選びにちょうどいいと人気になっているんです。
また、ダムにあるレストランなどで食べることができるダムカレーなるものも
ダムブームを引き起こした功労者でもあります。
ご飯をダム、カレーをダム湖に見立てたカレーライスであり、その様式は様々です。
それぞれの地域のダムをモチーフにしたビジュアルになっており、
昨今話題の「SNS映えする写真」を撮ることができるので大変人気となっており、
一日限定で数十食というメニューもお昼時には売り切れてしまうことがしばしば…。
私も先日せっかく行った小河内ダム(奥多摩)のダムカレーは無念ながら食べることできませんでした。
大規模なダムの多くは資料館やダム湖の技術を体験できる施設などを隣接しているところが多いのですが、
週末ではドライブやツーリングを楽しむ人々、家族やカップルで来られている方々で大変賑わっていました。
ただのダム資料館というだけではなかなか人を集めることは難しいことでしょう。
ダムカードとダムカレーという少し異色なものが組み合わさったことで、
ダムという昔からそこにあったものに新しい魅力が加わったことになります。
「少し視点を変えて見ることで、新しい価値が生まれてくる」モノ作りをする上でとても大切なことだと思います。
今年の夏はダム巡りをしてダムマニアの一員となってみてはいかがでしょうか?
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